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敏感肌


【考えられる原因】

過剰なクレンジングと保湿の連続で敏感肌が急増しています。

皮膚の一番上にある層を角質層(かくしつそう)といいます。
ラップを2枚重ねたくらいでしょうか、そのくらいの厚さしかありません。「層」というにはあまりにも薄いものですが、この中に角質細胞間脂質(スフィンゴ脂質)という、水(=結合水)をサンドイッチした平たい脂質の層が10層ぐらい存在し、角質をしっかり支えています!
よく耳にしたことがありませんか「セラミド」。
この「セラミド」というのは角質細胞間脂質(スフィンゴ脂質)に含まれる成分の一つです!この「スフィンゴ脂質」とその下に存在する大量の脂分を含む「顆粒層」(かりゅうそう)と、そして皮膚表面に分泌される「皮脂膜」この3つが、外界の異物が侵入しないよう皮膚の壁となる「バリアゾーン」を形成しています。

そんな優れた働きを備えている「バリアゾーン」も、洗浄力の強い洗い流すタイプのクレンジングを使ってお手入れしていくと、大事な皮脂を取りすぎたり、また皮膚という高級な皮製品に脂(アブラ)ではなくお水で表面を保湿をしていけば、だんだん皮膚の皮はふやけて弱くなり当然「バリアゾーン」は壊れていきます。

その壊れたところに、さまざまな物質が皮膚の中へ入ってしまうから肌が敏感になり、刺激や痒みなどを受けやすくなってしまうのです。


【改善へのポイント】

「バリアゾーン」が健全であるためには何よりも脂(アブラ)の力が必要です!

●お肌を左右するのは洗顔です
お肌を守っている「皮脂」を奪い去るような、洗浄力の強い界面活性剤配合の洗顔料は使用しないようにしましょう。

●朝の洗顔
無理に洗顔料を使う必要はありません。朝は素洗いだけで十分です。

●メイク落とし
コールドクリームで、大切な皮脂を守りながらメイクの汚れや皮脂の汚れをやさしく落としてあげましょう。

●蒸しタオル
タオルの温度には気をつけましょう。
手で持てないぐらいの熱いタオルでお手入れされると、刺激が強することがあります。温い温度のタオルで十分ですから、お顔にしばらく置くようなこともしないで、軽くふき取る程度からはじめてください。

その時に、コールドクリームの油などが気になるからといって、あまりふき取りに手間をかけすぎないようにしてください。

●化粧水
弱酸性化粧水で、お肌をつねに弱酸性に保ってあげましょう。

※敏感肌の場合、とくに皮膚の慣らし運転が必要ですので、はじめは手のひらの上で、化粧水を水で薄めたもので慣らしていき、大丈夫であれば徐々に濃度を増やしていくようにしてください。

多少、肌が「ピリッ」としても、赤くかぶれるようなことがなければ大丈夫です。
もし、顔全体がピリピリして痛いようなら、全体が薄くて弱くなりすぎています。そうなってしまった場合は、石けんも含めて全ての化粧品をストップして、減感作法(ゼノア5段階法)からはじめてください。

●クリーム
就寝前もクリームは使用しないでください。
皮脂分泌が自然とクリームを形成しようとするのが本来の皮膚環境なので、つける必要ありません。
もし、乾燥を感じるようなところがあれば、その部分にだけクリームを薄く塗ってあげてください。

●メイク
できるだけノーメイクの日をつくってあげてお肌を休ませてあげましょう。

●メイクをなさらない場合
刺激がないことを前提として、石けんとローションのみ使用してください。
お肌が落ち着くまで、酸の補充に努めたいからです!

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